竹小舞下地 土壁 Part2
うららかな春の訪れとなりました、いかがお過ごしでしょうか。
前回に引き続き、竹小舞下地 土壁Part2をご紹介します。
貫伏せです。
貫板の上にシュロを漆喰で伏せ込みます。
この工程はひび割れを防ぐために欠かせません。
現場にもよりますが、9㎝以内でチリトンボを細かく柱に打ちます。
量も多いので神経を使い、大変だと感じやすい作業です。
(チリトンボ=塗り壁と周囲の板との間に隙間や壁面の浮きを防ぐための材料。)
※チリトンボ、ひげことも呼ばれている。
柱や梁などとの間に収縮による隙間を防止する方法です。
周りが3角になるよう先にチリ塗りをすることで、
チリ際の隙間を最小限に抑えます。
その後、トンボを1度目に左側,2度目に右側と左右に分けて入れます。
その上から力を入れてこすることにより、下地に食いつき、
2回塗りする効果がみられます。
柱を傷めたり、汚すことのないように養生をして丁寧に塗ります。
、、、ここまでお読みくださり、有難うございます。
次回Part3を更新いたしますので、しばらくお待ちください^^ あずさ